2016年11月9日水曜日

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2016/11/08 ()18:00 場所:工学部生協2F

宇都宮大学情報システム工学伊藤研との共同プロジェクトによる多文化対応アプリの開発がスタートしました。

[ハラール研究会の取り組み]
東京オリンピック2020に向けて、宇都宮駅周辺のレストランなどを調査するために、ハラール研究会の取り組みを説明するチラシを作成しました(添付)
 
[工学部伊藤研究室が開発した「日光ナビ」の説明]
伊藤研が開発したビーコン利用の「日光ナビ」はiPhoneのみを対象としており、Androidには適合していない。
Androidに対応させるには、時間がかかる。
 外国人はAndroidユーザーが多い。
隣のお店の電波を拾ってしまう場合があるので、実際に設置して、電波強度などを調整する必要がある。

【ハラールナビの特徴について】
ムスリムの人、ベジタリアンの人で表示内容を分けておいて、それぞれの情報を地図内に表示。
お店に着いた時に、食べられるものを表示する。
お店の写真が表示できればすぐに見つけることができるのではないか。
お店の中にビーコンをつけるだけでなく、道中にビーコンをつけることで誘導できる。
ビーコンの電波が取れず現在の位置が更新できない可能性もある。
日光のビーコンだと1年くらい電池が持つ。
 お店のみの紹介ではなく、お店の商品まで紹介する。
アプリの対象:ジャイナ教、ユダヤ教なども含める。エミレーツ航空の機内食での多文化対応が参考になる。

なお、ベジタリアン対応の重要性を述べた新聞記事を添付します。
 
[今後の予定]
ハラール研究会は毎週火曜日18:00工学部生協2階か、工学部情報システム棟1階会議室で行います。
 
[栃木市でのハラール料理講習会への講師派遣】
栃木市国際交流協会は1月22日または29日(ともに日曜)にハラール料理の講習会を開催するため、講師派遣を要請。
→留学生の中から、希望者を探すこととした。

添付ファイル

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2016年10月12日水曜日

宇都宮大学生協食堂でのハラール食の提供が下野新聞で報道されました。


2016年10月11日火曜日


宇都宮大学生協は、昨年10月の陽東キャンパスに引き続き、
峰キャンパスでもハラール食(牛丼)の提供を始めました。



ハラール食を提供する大学生協食堂は、宇都宮大学が全国で10大学目。

宇都宮大学生協では、ハラールコーナーも新設しました。
ハラール認証のあるインドネシアのカップラーメン・ジュース類・スナック菓子、
日本のコーヒー牛乳などを販売しています。


宇都宮大学の留学生180名のうちムスリムはおよそ50人。

留学生だけでなく、日本人が食べてもおいしいです。

2016年10月8日土曜日

これから3年間、助成金事業「多文化対応型宇都宮市観光情報システムの開発」の中心となってくれる国際学部2年生・神林ひろのぶ君です。日本人メンバーをもっと増やしたいと抱負を語る。
会場は工学部生協食堂2階。ムスリムの多い工学部でハラール研究会を行うと、集まりが違う。それとも議長のせいかな? 
バシラさんから、宇都宮大学峰が丘ファンドによる活動助成(7万円)をゲットしたと報告あり。

2016年10月4日火曜日

葛生中学での「東南アジア理解セミナー:マレーシアの社会と文化」が毎日新聞で報道されました(2016年10月4日)。
http://mainichi.jp/articles/20161004/ddl/k09/100/111000c
ハラール研究会は宇都宮大学工学研究科伊藤/波多野ゼミと共同で、栃木県の助成金
を獲得しました。

ハラール研究会は東京オリンピック・パラリンピックを睨み、宇都宮市の多文化対応型観光情報システムの開発に乗り出します。
多言語対応の観光情報システムは数多くありますが、多文化対応のものは少ないです。

観光スポットの説明にムスリムとベジタリアン向け観光情報を付加して、宇都宮市の都市型観光の魅力を知らせます。
具体的には、ムスリムやベジタリアンが安心して食べられるレストランや土産物などの情報を提供します。

情報システムの開発は、宇都宮大学工学研究科伊藤/波多野ゼミが行います。

情報コンテンツの開発は、ハラール研究会が行います。


写真:知らせを聞いて喜ぶハラール研究会会員

佐野市葛生中学校で「東南アジア理解セミナー:マレーシアの社会と文化」を開催。

全生徒130名余りがマレーシア人留学生6名とマレーシアのゲームでアイスブレーク。

ついで「多民族国家とは」、「食べ物と宗教」についてグループ討論。

人がどっと一度に笑う声を最近聞いたことがありませんでした。

葛生中生徒の笑い声は迫力ありました。

校長、先生方、留学生にも、満足して頂けました。

下野新聞2016年9月30日で報道

2016年9月12日月曜日

こんにちは、宇都宮大学国際学部国際文化学科4年の今成麻友と申します。今回は、宇都宮大学を拠点として活動する「ハラール研究会」について紹介いたします。
2015年に設立された「ハラール研究会」。会長の友松篤信名誉教授を中心として、イスラム教徒(ムスリム)の皆さんが日本で快適に生活できる生活環境を構築するために、様々な取り組みをしています。宇都宮大学や院生、ムスリムの留学生や教職員、自治体の職員の皆さんなど、多岐に亘る分野の方々と協力してプロジェクトを実施しています。201510月には、陽東キャンパス学生食堂にハラール推奨メニューの牛丼とチキン竜田丼の導入、同年12月には鬼怒川温泉大原のテーマパーク「東武ワールドスクウェア」に、ムスリム観光客を対象とする礼拝施設の設計に協力しました。
本年9月9日には峰キャンパスの生協食堂にて、ハラール専門の食品卸商社と生協の皆さんの協力の下、ハラール食品の試食会を実施しました。生協の店舗にハラール専用のコーナーを置き、ムスリムの留学生が利用できる食品を提供するためです。生協食堂の机の上におよそ50品目のハラール食品や飲料を並べ試食し、ムスリムと日本人の学生両者に受け入れられる味かどうかを検討しました。インドネシアからの輸入品でありながら日本人の学生も好みそうな風味のせんべいやジュース、カップヌードルなど、ムスリムの人々が安心して楽しめるハラール食品がそろいました。私自身、ハラール認証された食品を一度に試す機会は初めてで、かつムスリムから人気の味や日本でめったに購入できない商品について意見を聞くことができました。

ハラール研究会では、イスラム対応をすると同時に、日本人のイスラム教やハラールについての相互理解を深めるために活動しています。私も2015年秋に加入して以来、より敏感に宗教へ関心が向くようになりました。訪日外国人が「日本は快適な国だ」と口にする姿を幾度となく目にしてきました。私自身も、日本の充実した住環境や丁寧なサービスを誇りに思うことがあります。ただ、ムスリムにとっては、日本にはまだ安心して生活を送るには未対応の部分が見られます。今回の活動で、イスラム教徒が不安を払拭して日本での食事を可能にする環境形成の第一歩に貢献できればと考えています。

2016年9月1日木曜日

皆さん、ご存知ですか? イスラム式お清めの方法を!

ハラール研究会報告

ハラール研究会有志の提案で、1年半前に(株)F & T JAPANが誕生。
ハラール研究会(公益活動)は、F & T JAPAN(ビジネスの両輪で、日本のハラール対応を進める考えです。

(1)鬼怒川パークホテルズにコンサルティングしました
8月8、9日に、ハラール研究会会員の留学生2名とハラール対応を指導しました。(留学生はF & T JAPANのインターンとして参加)

皆さん、ご存知ですか? イスラム式お清めの方法を!
写真:冷蔵庫をハラール専用にするためのイスラム式お清め
まず鬼怒川の源流で清浄な砂を採取します。次に、清浄な水(水道水)に砂を混ぜて1回冷蔵庫を清め、その後、清浄な水だけで6回清めます。
(ハラール転用は1回のみで、もしこの冷蔵庫を不浄な食材の保管に使えば、この冷蔵庫は再度お清めできません)
(根拠:イスラム教の預言者ムハンマドの言行録『ハディース』の記載)

(2)宇都宮大学生協のハラール対応拡大に協力します
宇都宮大学生協・陽東食堂でのハラール食提供に続き、10月から峰食堂でもハラール食を提供します。
また、生協は購買部に、ハラール食品専用コーナーを10月に開設します。

このコーナーに置く食品を留学生に選んでもらうため、9月9日(金)16:30から峰食堂でハラール食品試食会を行います。
留学生の皆さん、自分たちの食べたいものを選ぶため、ぜひ参加してください。

(3)マレーシア理解セミナーを開催します(栃木県佐野市葛生中学校)
マレーシアの社会と生活をハラールを交えて紹介するセミナーを9月29日(木)に葛生中学校で開催します。
このようなセミナー開催は、東京にある学芸大学付属中学校についで、日本で2番目です。

次回のハラール研究会:9月30日(金)16:10宇都宮大学UUプラザ

2016年7月27日水曜日

ハラール研究会報告

7月12日(火)14日(木)にハラール研究会を開催しましたので、ご報告いたします。

(1)9月29日に佐野市葛生中学校で「東南アジア理解セミナー:マレーシアの社会と文化」を開催します。
「総合的学習の時間」を利用する企画で、国際学部2年バシラさんらがセミナーを担当します。

(2)栃木県助成金「大学地域連携事業」に応募しました。
宇都宮大学工学部伊藤・羽多野ゼミ(情報システム工学)と連携して、多文化対応の観光情報システム開発を行う計画です。
日本各地で多言語対応の観光情報システムが作られています。しかし多文化対応のものは極めて少ないのです。
もし申請が通れば、宇都宮市を対象に、ハラールとベジタリアン向け観光アプリを3カ年で開発する計画です。
学生責任者は国際学部2年生神林くん(「ハラール研究会学生の会」副会長)、工学部修士1年ムンフォドさんです。

【次回開催】
7月28日(木)16:10、宇都宮大学 UUプラザ1階で開催します。
「ハラール研究会学生の会」前会長ファヒマさんから、7月26日に嬉しいお便りです。
東京で開催されるハラールセミナー(無料)への招待です。
私は参加を申し込みました。
みなさんもいかがですか?
友松篤信

2016年7月26日 17:38 fahima zulkifli <rafflesia4192@gmail.com>:

2016年8月11日にアワインズ阪急でハラールセミナーを行います。ハラールに関することからビジネスまでお話します。時間があれば、是非ご参加お願いします。

興味があったら、申し込みを記入するか、それとも、私に直接メールください。

是非知り合いやハラール研究メンバーにお伝えください。
申し込み書とチラシはこのメールに添付させて頂きます。
宜しくお願い致します。

2016年6月7日火曜日

公益財団法人KDDI財団 成果報告書(要約)      2016年6月7日

団体
 宇都宮大学ハラール研究会
代表者
 友松篤信





 ムスリム訪日誘客には、ムスリムが訪問しやすい環境を整備するムスリムフレンドリー化の活動が不可欠である(この点が他の観光客とは大いに異なる)。ムスリムフレンドリー化の活動には、ムスリムにとって訪問しやすい魅力的な観光地にしていくことと、「ムスリムとは如何なる人たちか」を日本人に理解してもらうことの2つが重要である。本事業では、ハラール研究会に広範囲な市民の参加を呼びかけ、また那須烏山市と佐野市でモニターツアーを実施して、ムスリムによる観光地評価を行った。さらに宇都宮市で市民向けセミナーを開催して、ムスリムの宗教的戒律への理解を呼びかけた。

⑴ハラール研究会への社会人参加 平日午後に隔週で開催するハラール研究会には、県議、市議、NPO法人主催者、地方公務員、国際交流団体役員、自営業者、会社経営者など多様な市民が参加した。研究会に寄せられた意見は本事業に活かした。参加した議員はムスリムフレンドリー化という新しい政策課題を見つけて、県政や市政に反映させた。
⑵市民向け啓発セミナー 「宇都宮市観光コンベンション協会」との共催でホテル、飲食店、物品販売業者を対象に「ムスリムおもてなしセミナー」を2016年3月に3回実施した。セミナーでは一神教や礼拝の意味や作法を説明し、ムスリムによる礼拝を実際に公開した。この試みは本邦初と思われ、生きた知識の普及に役立ったと考えられる。
⑶モニターツアー 那須烏山市(40人規模、2回)と佐野市(ムスリム家族8名、1回)で実施した。那須烏山市のモニターツアでは、山上げ祭(2017年ユネスコ文化遺産登録予定)、観光やな、観光果樹園はおおむね好評であったが、稲刈りは評価が別れ、日本酒の地下貯蔵庫見学は不評であった。佐野市のモニターツアーでは、秋山地区の景観が好評でハラール食やトイレなどに関するきめ細かい意見が出された。佐野市関係者とマレーシアからの本格的モニターツアーを計画中で、2016年9月に実施する予定である。
⑷モスクとの連携 今後、継続的にムスリムが県内観光地を訪れる流れを作るため、那須塩原市、鹿沼市、小山市、足利市にあるモスクのイマーム(宗教指導者)や世話人を訪問して、これまでのマレーシア人に加えて、パキスタン人・スリランカ人・インド人ムスリムとの人的関係構築に努めた。

 本事業の波及効果はつぎの通り。
⑴メディア報道 本事業は新聞(下野、朝日、読売、毎日、産経、東京)、テレビ(NHK宇都宮、佐野テレビ、ラジオ(栃木放送で報道され、広く認知された(添付資料)。
⑵ハラール食の普及 モニターツアーのために飲食業者によってハラール食が調理され、ハラール対応できる仕出し屋1軒とレストランが3軒誕生した。
⑶礼拝施設の監修 (株)東武ワールドスクウェアの依頼で、礼拝とお清め施設の設計を監修した。201512月の開所後、このテーマパーク企業を訪れるムスリム客は毎月20名に達している。
⑷インドネシアTV局日本紹介番組制作への協力 電通(栃木テレビ制作)によるインドネシアTV局向け日本紹介特番(栃木編、2本)の制作と監修に協力し、インドネシアからの栃木県への誘客に貢献した。
⑸ハラール研究会ブログ ハラール研究会のブログ(http://halalresearch.blogspot.jp)を開設した。これにより、フェースブックと連動する強力な広報を開始した。


結論と謝辞 限られた資金を最大限活用させて頂き、継続性のある大きな成果を上げることができました。二度の計画変更を暖かく見守って頂くなど、KDDI財団のご理解と細やかなご支援に厚く御礼申し上げます。